慶應大学で環境教育の講義をしてきました
10月23日(金)に慶應大学の湘南藤沢キャンパスにて、環境学のゼミ生19名に対し、「環境教育」について講義を行ってきました。
「環境教育」の概念は幅広く手法も様々ですが、私自身は『自然を好きになってもらう』ことを大切にしています。
バーチャルな社会に移行している現代だからこそ、意識的にリアルなものに触れる機会が必要で、『直接体験』の場を少しでも多く提供することを常に意識しています。
今回の講義では、はじめに、キャンパス内で「ネイチャーゲーム」を体験してもらいました。
ネイチャーゲームは、1980年頃環境教育の一手法として提唱され、国際的に実践されてきた手法であり、五感で自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、自然と自分が一体であることに気づくことを目的としています。いつも通っているキャンパスにもたくさんの自然があることに気づいてもらえたらと思い、キャンパスをフィールドとして選びました。
その後、ネイチャーゲームの実践を踏まえて、「どのような環境教育を実践したいか」についてディスカッションをしました。そもそも「なぜ環境教育は必要か」ということから議論を始め、将来の環境教育の担い手として、実際にやってみたいプログラムについて具体的なアイデアを出し合いました。
私の大切にしている『体験』の大切さについても、体験や議論を通じて理解を深めてもらえたのではないかと思っています。学生の皆さんには、将来の担い手として、ぜひ多方面で活躍してほしいと強く願っています。
(塚原)