【レポート】山の達人キャンプ~スペシャル2泊@長野・川上村~(8/21-23)
8月21日(月)~23日(水)の3日間、千曲川の源流域にある「町田市自然休暇村」(長野県川上村)にて、山の達人キャンプ【スペシャル2泊】を行いました。小1~小4の子どもたち10名が集い、大自然の中で様々なチャレンジをしてきました。
<1日目>
川上村へは、電車とバスを乗り継いで向かいます。
八王子から乗った特急あずさの車内では、折り紙が大人気。
信濃川上駅に到着してお弁当を食べたら、バスを待つ間、千曲川の様子を見に行きました。
千曲川は、長野県から新潟県に向かって流れ、新潟県域に入ると信濃川に呼称が変わります。日本で一番長い川ですね!
子どもたちは、川の水に手を入れて、その冷たさを楽しんでいました。
休暇村に到着したら、荷物を部屋に置いて、源流の沢に繰り出しました。
標高1500mの山あいに位置するだけあり、水が冷たい!!
それでも、子どもたちは水をかけ合って盛り上がっていました。
少し冷えてしまったので、沢からあがると、すぐに施設に戻って大浴場で温まりました。
この日の夕食は、休暇村の食堂で食べました。
夜は、天体観測ができるということで、望遠鏡が置かれている建物までナイトハイクをしていきました。
男の子は、夜も生き物を見つけると夢中で追いかけていました。
天体観測棟には、予想を超える本格的な望遠鏡が!
この日は曇り空だったのですが、一等星の「ベガ」を見ることができました。
「ダイヤモンドみたい・・・」
<2日目>
朝食はバイキング形式でした。わかめごはんが大人気。
2日目は、休暇村の施設を出て、テント泊にチャレンジです。
午前中のうちに、さっそくテント立てに取りかかりました。みんなで協力してできたかな?
無事テントを立てられたところで、源流に向かって冒険の旅に向かいました。
沢渡りはスリル満点!さらに歩を進めると、大きな岩が見えてきました。「登ってみよう」
力を合わせてみんなで大岩の上に上がると、川幅が小さくなった沢や源流の森が一望できました。
頼んでいたお弁当ランチを済ませて、ちょっと休憩。
トランプなど、みんなで遊べる道具で楽しみます。
この日の午後は、今回のキャンプのハイライト「岩魚のつかみどり」に挑戦しました。
川に放流された岩魚を、直接手でつかまえます。どこへ逃げるかなど、魚の習性を読みながら、必死で追いかける子どもたち。
数をカウントしているうちに、何匹か逃がしてしまうハプニングもありましたが、最後は、なんとか全員が捕まえることができました!
川で奮闘した後は、お風呂タイム。
しかし、みんな魚が気になって仕方がない様子。すぐにキャンプサイトに戻りました。
野外炊事場で、一人ずつ丁寧に、捕まえたばかりの岩魚をさばく体験をしてもらいました。
包丁で腹部から切れ目を入れ、ワタや血合いを取り除く。さっきまで生きていた魚を調理して食べる。まさに命をいただく行為です。
夕食はBBQです。
自分たちで火を起こして、お肉や野菜、焼きそばを作りました。みんなで作ると楽しい、美味しい!
串に刺した岩魚も、炭火でじっくり焼いていただきました。新鮮だからか、身がふわっとしていて、絶品でした。
最後の夜は、みんなでキャンプファイヤー。大きな火を囲みながら、楽しいレクで盛り上がりました。
<3日目>
夜は冷え込みましたが、なんとか全員一晩過ごすことができました。
朝から薪割りに挑戦。寒いので、さっそく火を焚いて、暖を取ります。
朝食も温かいうどん。あれ、今の季節は?
最終日は、自由時間をたっぷりとりました。
ボールを使って思いきり遊んだり、じっくり座ってカードゲームをしたり、思い思いに時間を過ごします。
炭化した薪(燃えカス)をU字溝に塗って・・・「黒いイス~!」とみんな心から楽しそう。自由な発想がお見事。
最後の食事は、サンドイッチ。しゃきしゃきのレタスを挟んでいただきました。
実は、川上村はレタスの生産量日本一!スーパーに並んでいる長野県産のレタスは、川上村産の可能性が高いです。
* * *
大自然の中でのキャンプ、使える道具も限られていて、思うようにいかなかったことも多いと思います。
それでも、全力で過ごした3日間。うまくいった体験も、いかなかった体験も、全て子どもたちの将来の糧になると信じています。
みんな、よく頑張った!!
ご家族の皆様におかれましては、3日間に渡って遠方での活動ということで、不安も大きかったことと思います。
キャンプの活動にご理解をいただき、子どもたちの背中を押してくださったことに、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。(塚原)