【レポート】まちやまひろば2017 第1回『竹の子掘り&羽釜で竹の子ご飯炊き』(4/15,16)
「まちやまひろば」は、自然のしくみや恵みを活かした【里山暮らし】を体験できる、定期開催型のイベントです。
4月15日(土)・16日(日)の2日間、2017年度の第1回「竹の子掘り&羽釜で竹の子ご飯炊き」を開催しました(両日とも同プログラム)。
延べ約70名の方々にご参加いただき、体を動かしながら、この季節ならではの里山の味覚を堪能しました。
※写真は工程ごとにおおよそ、土曜→日曜の順に掲載しています。
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竹の子を掘る前に、フィールドのお手入れとして、草刈りを体験してもらいました。
草を刈っていると、テントウムシ、ミミズ、芋虫など色んな生きものが出てきて、子どもたちは途中から生きもの探しを楽しんでいました。春ですね!
続いて、お待ちかねの竹の子掘り!
まずは全員で竹の子を探します。目で探すほか、足を使って「あたり」を感じるのも有効です。
スコップや鍬を駆使して、竹の子を掘っていきます。
竹の子は根元に近づくにつれて微妙に曲がっているので、傷つけずに根元から掘り上げるにはちょっとしたコツがいります。
掘り上げた竹の子は、軽く洗って皮をむきます。孟宗竹の皮は、節の数だけあります。その数なんと60枚!
皮がむけた竹の子を薄切りにして、ご飯とお吸い物には、ふんだんに竹の子を使いました。
お惣菜には、畑で採れた菜花やルッコラを使いました。彩りよく盛り付けていただいて、野菜たちも喜んでいます。
いただきま~す!
初参加の方も多かったですが、皆さん和気あいあいとランチを楽しんでいらっしゃいました。
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参加者の皆さんからは、
「スーパーで並んでいる物でなく、収穫から料理まで体験できてよかった」
「子どもが自然の中でのびのびといつもは見せない姿をしていたのが印象的でした」
「美しい里山の風景の中で、竹の子掘りや他の方々との交流など貴重な体験ができ感謝!」
などの声を聞くことができました。
竹の子は放っておくとあっという間に成長し、1か月ほどで立派な竹になります。
適度に竹の子を獲ってあげないと、2~3年であっという間に竹林は混み合い、荒れていってしまいます。
もちろん、獲りすぎても、竹林から若い竹がなくなり、竹林全体として力がなくなってしまいます。
何ごとも【いい塩梅(あんばい)】が大切ですね。
今年は冬に雨が少なかったためか、例年より竹の子が出てくるタイミングが遅く、一時は収穫ができるかヒヤヒヤしていました。
自然相手ですから、やはり思い通りにいかないことも多いですね。
それでも、先人の知恵に学びつつ、現場を観察して試行錯誤を繰り返す・・・
そんな自然と関わる暮らしに、大きな喜び、幸せを感じています。
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次回、第2回目のまちやまひろばは、
5月20日(土)、21日(日)『お米を作ろう① どろんこ田植え体験』です。
日本人の原点とも言えるお米を、みんなで育てていきましょう!
お申込みは、こちらの 申込フォーム をご利用ください。
2017年度のまちやまひろば詳細は こちら をご覧ください。
皆さまのご参加をお待ちしております!