オンライン講座の講師を務めました ~サステナブルな社会を創造する人材を育むための、学びの場づくり~
2023年11月、愛知学院大学の関根佳恵先生(農業経済学がご専門)が、まちやまを視察に訪ねてきてくださいました。その時のご縁から、関根先生が常務理事をされている『家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)』(※)が毎月開催しているオンライン講座の講師を塚原が務めました。
本番は1月19日でしたが、その時の内容が公開されましたので、リンクを共有させていただきます。
(記事)https://www.ffpj.org/blog/20240214
(動画)https://youtu.be/vzM3OVphaPM
内容は、まちやまの活動紹介が主となっておりますが、今後の展望なども語らせていただきました。
私の話だけで50分と長丁場ですが、どうぞご覧ください。
※家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)について
国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)
(以上、FFPJのHPより引用)
日本の農業は、経営効率化の観点から、大規模農業への転換が進められていますが、実際は家族規模で農業を営んでいる方々が96%(2020年)と大部分を占めているそうです。世界的にも、家族農業は世界の農業経営の9割を占め、世界の食料供給の8割を生産しています(国連食糧農業機関(FAO)による)。
これまで、家族農業の役割は過小評価されてきましたが、資源・エネルギー問題や気候変動等の世界的な課題を背景に、近年は家族農業を見直す動きが出てきています。労働生産性は大規模農業の方が優位である一方、土地生産性やエネルギー効率、生物多様性保全などの観点では、小規模経営の方が優位であることが分かってきたからです。
国連では、2019-28年を「家族農業の10年」と定めており、日本でもこれに呼応して、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策の実現を目指し、2019年に『家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)』が設立されました。