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町田・忠生の里山で笹刈りをしてきました

町田市内の緑の面積(樹林地や農耕地など)は、1987年:52.7% ⇒ 2012年:38.1%。人口増加、市街化が進んだ結果であり、一概に肯定も否定もできないですが、まだ約4割のみどりが残っていると前向きに捉えていきたいと思っています。

さて、7月下旬の話になりますが、その日はいつものフィールド(下小山田)を飛び出して、町田市忠生に残された里山の手入れをしてきました。そこでは、NPO法人ナチュラルリングトラストが「薪まきネット」というプロジェクトの一環で、里山の保全・活用をしています。
薪まきネットでは、都会の暮らしで薪を使う暮らしを広げるとともに、都会では貴重となったカブトムシやクワガタ、野生ランなどを守り育みながら、森の若返りを進める取り組みを進めています。
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活動現場に着くと、林床には笹が浸食していました。笹や竹は繁殖力が強いため、こまめに手を入れてあげないと、あっというまに広がります。そのまま放置すれば、里山特有の植物は見られなくなり、生き物も住みづらい環境になってしまります。
この日は、主に笹刈り作業を行いました。
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きれいになったところで、最後にシイタケの菌を打ち込んである「ほだ木」をきれいに組み直して、作業は終了となりました。
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森の手入れには、継続的な人的資源が必要ですが、担い手不足に悩む場所も多いようです。一方、地域ぐるみで里山の景観をしっかり守っているエリアも数多くあります。まちやまも、先進事例をお手本にしつつ、楽しみながら里山の景観を維持再生していけるような仕組み(場)を作りたいと思っています。(塚原)