小麦収穫から小麦粉ができるまで

まちやまひろば2016では、6月に小麦を収穫し、7/10(日)のピザ焼き体験で無事おいしいピザを食べることが出来ました。
ここでは、6月の収穫後から小麦粉ができるまでのプロセスを簡単ですがご紹介します。

十分乾燥させた小麦。品種は「ユメカオリ」という、パン・ピザ用の準強力粉です。
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今年は全量、足踏み脱穀機を使って脱穀しました。
突起の付いたローラーを足で回転させ、小麦の束を当てていきます。
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次に、唐箕(とうみ)と呼ばれる風を送る道具を使って、もみ殻と実を選別していきます。
動力式もありますが、今回使ったものは手回し型です。
上に脱穀後の小麦を入れ、風を送りながら少しずつ落としていくと、重い実は先に下に落ち、もみ殻は横に飛ばされます。
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唐箕にかけた後の小麦。うまく脱穀されずに実が入った固まりが少し混入していますが、もみ殻はほとんどなくなりました。
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選別した小麦は、町田市内の製麺所で製粉してもらいました。
挽き立ての香りを嗅ぐと、「ようやくここまで来た・・・!」と胸が高鳴るとともに、自然と感謝の気持ちが湧きあがりました。
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下の写真は、お米の糠(ぬか)にあたる「ふすま」です。
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普通はふすまは除かれて白い小麦粉となりますが、ふすまは栄養価は高いため、除かずに使う方もいます。いわゆる全粒粉ですね。好きずきがありますが、一般的に全粒粉の生地には、独特の風味があります。
7/10ピザ焼き体験で使った小麦粉には、少し混ぜ込みました。入れすぎると全体に対してグルテン量が減り、結果として弾力が弱くなったり思うように発酵が進まなかったりするので、注意が必要です。

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最後にマメ知識です。

7/10ピザ焼き体験にて、「町田市はどれくらいの小麦を作っているのか」というご質問を頂きました。
 → 町田市では、年間およそ【6t】が生産されているそうです。
ちなみに、日本の小麦消費量のうち、輸入物が約85%、国産が約15%(H24:約86万t)。
国産のうち約9割は北海道で生産されており、国内生産量に占める東京都の生産量は0.01%(H24:84t)!

細かい数字はさておき、私がいつも意識していることは、
『人間やろうと思えば東京・町田でも小麦が作れて、
  それを使って、ピザだってうどんだって自分たちで作れるんだ』
この感覚を、少しでも多くの皆さんと分かち合いたいということ。
それこそが、まちやまの役割だと考えています。(塚原)