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【レポート】まちやまひろば番外編③ よもぎ摘み&お団子づくり(3/27実施)

「まちやまひろば」は、自然と関わる【里山暮らし】を体験できる、定期開催型のイベントです。
3月27日(日)、まちやまひろば番外編第3回「よもぎ摘み&お団子づくり」を行いました。

今回の主役は、よもぎです。身近にありつつも、普段は何気なく見過ごしているであろう野草(よもぎ)を知ってもらおうと思って企画をしました。

よもぎは昔から、早春に出てきた若葉や新芽を摘んで、草餅などに使われてきました。私の地元(新潟)では、よもぎはモチグサと呼ばれていました。他にも、お茶やお灸(モグサ)など様々な用途で使われています。
薬効が高く、浄血、造血作用やデトックス効果など、様々な効用が実証されているそうです。

    *    *    *

はじめに、よもぎのサンプルを見ながら、葉の形、におい、葉の裏側の色などを確認しました。
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その後、さっそく土手へよもぎを摘みに出掛けました。もうよもぎは見分けられるかな?
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豪快に摘んだね~。(若干違うのが混じってます。笑)
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よもぎ摘みの最中に、アマガエル発見!・・・心なしか、よもぎの新芽に色が似ているような。
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みんなで摘んだよもぎは、異物を除いて水洗いしてから、大鍋で茹でました。
このとき、重曹を少しだけ溶かしておくことで、アク抜きができるとともに、発色が良くなります。
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お湯に入れた途端に、葉の色が鮮やかに変わりました。
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軽く流水にさらし、水を切ったら、包丁で細かく刻んでいきます。
子どもたちも頑張って挑戦していました。
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仕上げにすり鉢を使って、ペースト状にします。
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だんご粉に分量の水を入れて、こねます。そしてある程度まとまってきたところに、ペースト状になったよもぎを混ぜ込んでいきます。真っ白だったのが、淡い緑色になりました。
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しっかり混ぜ込んだら、500円玉くらいの大きさに丸めていきます。
平らにして真ん中をへこませると、熱の通りがよくなりますが、今回は敢えていろんな形を作ってみました。
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お団子の仕込みを終えたところでお昼になったので、お釜で炊いたご飯をみんなでいただきました。
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ランチ後、いよいよお団子を鍋に投入。
またしても、薄緑が濃い草色に変身しました。「美味しそう~!」
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ゆで上がったお団子に、前日に小豆から炊いたあんこをのせて・・・「いただきます!」
ご飯を食べたばかりでしたが、子どもたちもどんどん食べていました。別腹ですね。
集合写真も、皆さんいい笑顔です。
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即席で竹の器を作り、串団子も作ってみました。(これ、やりたかったんです~)
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今回は、よもぎをテーマにした活動でした。最後に感想を伺ってみたところ、
「よもぎ摘みから体験できて面白かった!」
「よもぎがああやって生えているということを、はじめて知りました」
といったコメントをいただきました。

春の代表的な野草の一つであるよもぎ。生命力が強いので、実は街中でも結構生えていると思います。普段は気にしていないので、見過ごしてしまうのですね。
これを機に、身近な自然にも関心を持ってもらえたら嬉しいです。この時期は、道端でも「春を待ってました!」とばかりにかわいい草花が咲き誇っているはずですから。

 (注)街中でよもぎを摘むのは不衛生なのでおススメしません。私有地はもちろんNGです。

     *    *    *

これで、2015年度のまちやまひろばは終了となります。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

新年度も、食や農をテーマに里山ならではの自然体験を提供していきます。
  2016年度のチラシは ⇒ こちら(PDF)
  お申込みは 申込フォーム をご利用ください。
皆さまのご参加をお待ちしております!(塚原)