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【レポート】山の達人キャンプ・冬@黒川(12/26-27)

12月26日(火)~27日(水)の2日間、里山の自然に囲まれた黒川青少年野外活動センター(川崎市麻生区)にて【山の達人キャンプ・冬】を実施しました。年長~小4の子どもたち17名が集まり、『火』をテーマに、冬の里山を全身で楽しみました。


★山の達人キャンプ・共通コンセプト
 自然や人と直接関わる体験 を通して、
 【創造力・主体性・たくましさ・自然や仲間と調和する心】を育む

<1日目>
はじめに、キャンプの拠点となる部屋でオリエンテーションを行いました。
お互いの自己紹介と共に、キャンプで楽しみなことなどを話しました。
『火』をテーマに掲げたこともあり、やっぱりみんな焚き火がとっても楽しみなようです。

次に、外のフィールドへ探検に出かけました。
焚き火をするには燃やすものが必要ということで、森を歩きながら、木の枝や葉っぱなど、燃やせるものをたくさん集めました。

探検から戻り、拠点でランチタイム。
緊張していた子も、少しずつほぐれてきたようで、表情が明るくなってきたね!

午後は、本気の火起こしに挑戦です。
焚き付けが十分でないと、せっかく火が起きてもすぐに消えてしまいます。
そこで、杉の枯葉をたくさん集めて来てもらいました。

今回はマッチではなく、摩擦による火起こしのため、火種はとっても小さい。
そこで、麻ひもをほどいて、ふわふわの状態を作り、火が燃え移りやすい状態にしておきます。
「火の赤ちゃんのベッドだね」

いよいよ、火起こしに挑戦です。
水平な板を上下に動かしながら棒を回転させる【マイギリ式】、慣れるまでは下の火切り板から芯が外れることが多かったですが、何度も続けるうちに、長く回せるようになりました。
回転をあげると、板が黒く焦げてきて、煙があがってきます。でも、なかなかつかない・・・

真っ直ぐな棒を単純に掌で回転させながら回して摩擦を起こす【キリモミ式】は、主に学年の高い子たちがチャレンジしました。
板から芯を外してしまうと、一気に熱が逃げてしまいます。板が動かないよう、周りのみんなで板を押さえながら、協力して火起こしを続けます。

ただ回転させるだけでなく、下方(火切り板)に力をかけながら回すのが、強い摩擦を生むコツです。腕がもたないので、芯を動かさずにうまくリレーするのも点火するためのポイントになります。
あきらめかけた時もありましたが、子どもたちは「絶対つける!」と辛抱強く棒を回し続けます。

最後は大人も一緒になって全身全霊を注ぎ、ついに火種が!
急いで麻ひものベッドに火種を移すと・・・「ついた~!!!」

見事、着火に成功しました。

用意していた焚き付けに燃え移り、火はあっという間に大きくなりました。

その後、クッキングまでの時間は、焚き火をしたり、マイギリ式に再度チャレンジしたりと、各々に好きな活動を楽しみました。

太陽も傾きはじめ、少しずつ寒くなってきたので、一度室内に戻って、夕食づくりに入りました。
キャンプの王道、カレーライスをみんなで作ります。

野菜を切り終えたところで、あらためて薪の組み方などをレクチャー。

焚き火でずいぶん火の扱いに慣れたようで、かまどでの煮炊きはとてもスムーズでした。達人に近づきつつありますね。

無事にカレーが完成・・・「いただきま~す!」
美味しく出来て、おわかりする子が続出。お腹を痛くしないようにね・・・!

夜は、キャンプファイヤーを囲んで、みんなで盛り上がりました。夜の炎はまた格別でした。

一日の終わりに、今日あったことをしおりに書いたり、歯磨きや荷物整理をしてから、大部屋で一緒に就寝しました。
おやすみなさい・・・

<2日目>
「おはよう~!」
寒さが少し心配でしたが、朝からみんなとっても元気にあいさつしてくれ、安心しました。
朝食も、みんなモリモリ食べてくれました。

2日目の午前中は、凧づくりからスタート。
和紙に思い思いに絵をかいて、竹の骨をボンドで付けていきます。


早めに終わった子は、お庭の掃除。何をするにも楽しそう。

全員凧が仕上がったところで、センターから歩いて15分ほどの真光寺公園まで移動し、思いっきり凧上げを楽しみました。
適度に風も吹いていて、みんな思った以上に上手にあげることができました。


たくさん走ったので、お腹がペコペコです。
昼食は、マッチでかまどに火を起こし、鉄板を使って焼きそばをみんなで作りました。
特に高学年は、炒める子、火を管理する子など、それぞれ自然に分担しながら作業ができていて、成長した様子が感じられました。



午後は、再び広いグラウンドで火を起こしました。

せっかくの火を有効に使おうと、焼き芋を準備。アルミホイルで巻いて、火の下に置いていきます。

落ち葉をたくさん集めて、じっくり焼いていきました。


「お芋が焼けたよ~」

最後は、拠点でキャンプをふりかえりました。

「自分のコトは自分でやろう」「みんなのコトはみんなでやろう」「難しいことも、チャレンジしよう」
この3つは、山の達人キャンプで共通の合言葉。
火起こしはもちろん、お家を離れて一人で泊まったこと、身の回りの整理など、それぞれのチャレンジがあったことでしょう。
みんな、よく頑張った!

    *    *    *

人は体験を通して、自ら成長していきます。
だからこそ、子どもたちには、多様な体験をさせてあげたいと思っています。

キャンプには、日常(家庭、学校etc.)とは異なる環境のもとで、
自然体験、そして共同生活の体験ができる「場」があります。
 ・・・ 多様な人(大人、子ども)と関わる体験
      バーチャルではなく、本物と触れる体験・・・
インターネットが普及し、バーチャル全盛の時代において、
自然や人と直接関わる体験は、心身ともに子どもたちの成長につながると信じています。

子どもたちをキャンプに送り出してくださったご家族の皆さま、本当にありがとうございました。(塚原)